2015年09月03日

鳩山 手打そば 楓

7月、鳩山の自宅のすぐそばに お蕎麦屋さんが開店しました。


「 手打そば 楓 」


「楓」さんご夫婦の出身は、なんと 福島県楢葉町。

福島でそば屋を開店して1年足らずで東日本大震災に見舞われました。

楢葉町といえば、原発から20キロ圏内。

避難を余儀なくされ、鳩山町での避難生活が始まりました。

この4年間で様々な困難を乗り越えての 「楓」 開店だったようです。

そんな話を聞いちゃぁ 訪問せずにはいられない。


1度目の訪問は、雨の水曜日。


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店内に入ると 新築の香り。

新しくて 清潔で 設えもシンプルで 落ち着いたお店です。

せいろ、かけ蕎麦、限定10食の「楓ご膳」 をいただきました。


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きれいに切り揃えられ しゃきっとしたそばでした。

汁は 「百日紅」に比べると少し甘口。

ちょうどお昼時でお忙しい時間帯でしたので、

「百日紅」の名刺だけを残して退散。


しつこく2度目は、月曜日 つまり定休日の前日の夜 訪問しました。

気さくなご夫婦で、蕎麦に対して 「ひたむき」 「誠実」

そんな言葉がぴったりのお二人でした。

時の経つのも忘れて すっかり話しこんでしまいました。


「こちらに移ってきたばかりの時は、米を食べても 野菜を食べても、

何を食べても美味しくなかった。」


避難生活のスタートを思い出し 話してくれました。

福島時代は 地元福島県産の蕎麦 と 北海道産の蕎麦 を

ブレンドして打っていたそうですが、

現在は、「北海道幌加内産」を使っているそうです。


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「楓」さん と「百日紅」 … と

そば屋の梯子をなさったお客様のはなしから始まり、

蕎麦の実のはなし、石臼のはなし、打ち上がったそばのはなし、

汁のはなし、辛味大根のはなし、仕込むそばの数のはなし … 。

話題は尽きません。 

楽しい そば屋の週末の夜 でした。

「楓」さん ごちそうさまでした。


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石臼碾き手打そば 「 百日紅 」



posted by 蕎麦屋の女将 at 21:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする