2018年09月03日

そば屋の修学旅行 YAMAGATA 2018 おまけ

「出羽かおり」 超極太生粉打ちを 

いまだ胃の腑に抱えたまま

ハンドルを握り南下します

目指すは 蔵王高原スキー場

温泉街からさらに狭い山道を 

クネクネどこまでも登ります

落石注意 の看板を横目に

路上に転がる拳大の石ころに青ざめ

本当にこの道でいいのか?

ようやくスキー場のコース案内の標識を見つければほっとして

到着しました 今宵の宿は Forest inn SANGORO

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いまからウン十年前 

スキーシーズンはほぼ毎年訪れた山小屋

当時は「三五郎小屋」と呼んでました

すっかりオシャレになっちゃって

ここにもまた非日常の空間が広がっていました

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誰にも邪魔されず ゆったりと時を過ごす

何もしなくていい 何も考えなくていい

土と

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火と 

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風と 

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水(?)と 

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食う 

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あっ違う 空(くう)

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を感じるだけでいい


茜色に染まる夕空を見ながらの食事

窓から入るひんやりとした風が頬を撫で

冷たく泡立つ黄金色の液体が喉を流れ落ち

あぁ 至福の時

下界の猛暑が嘘のよう 

明日からまた頑張ろう などとは露ほども思わない

もう帰りたくない

百日紅よ ひとりで帰ってくれ



徐々に増えていく雲を心配しましたが

辛うじて 天体観測 できました


あれが はくちょう座の デネブ

あれが わし座の アルタイル

こっちが こと座の ベガ だな

夏の大三角形だ

そうすると 天の川は こう流れているわけだ



左手に 水割りのグラスを持った百日紅が

右手を高々と上げて 

ごちゃごちゃ説明してくれます

あたしゃ 北斗七星しか わからんのだよ

お星さまいっぱい わぁきれい


かくして そば屋の修学旅行 YAMAGATA 2018 おわりとなりました

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石臼碾き手打そば 「 百日紅 」




posted by 蕎麦屋の女将 at 17:38| Comment(0) | 蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月01日

あらきそば(その弐)

そば屋さんにそばを食べに来ているだけなのに

何故か緊張してます

食べきれなかったら どうしよう...

あっ! キタっ!

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これは 手ごわそうな相手です

こんな顔つきをしてます

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これが秋田杉の柾目板か

そこに 広がる うす毛利

むかし毛利 はこの二倍はあるはず

超極太の 堂々たる 生粉打ち

二三本手繰ると 箸の先に重さを感じます

口に含む 噛む 噛む もっと噛む

口の中で 噛み砕かれたそばが 体温で温まり

穀物の味と 香りと 甘味が広がる 

ようやく 飲み込む

汁は 甘口で 江戸前の辛汁に慣れた舌には 薄い

汁をたっぷりつけて食べるそばだから


一生懸命に食べているつもりだけれど

おかしいな 少しも減ってない

向かいで食べている 百日紅(百日紅店主)も ようやく半分

さすがの早食いも 苦戦しているもよう

結局 わたしが 食べたのは 三分の二枚 といったところでしょうか

後は 百日紅に手伝ってもらいました

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私の正面に 池田弥三郎氏の色紙「味楽談楽」が飾られてました

「味楽」は実践 「談楽」のゆとりは なかった


茅葺き屋根 囲炉裏 自在鉤と鉄瓶 野郎畳(縁のない畳)

そして 柾目板に盛られた堂々たる超極太そば

四季折々に入れ替えられる文化人の色紙

トータルで あらきそば という店ができている と思いました

田舎そばは 田舎家に  田舎そばは 田舎の器に


四代目が打ってました。

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こね鉢は 塗がすっかりはげ落ち かなり年季が入っている

それもそのはず 二代目が60年前に河童橋で購入したものらしい

水回しをする 四代目の手の動きは 超高速

百日紅が 打ち場に顔を突っ込むと

四代目が 何だ このおっさん?

と 作業の手を止めて 怪訝な顔で出てきました

ちょっとお話していると

二代目又三さんの長女で 三代目の釜番 真弓さんが 

「よかったらつまんでください」と

つやつやのきゅうりの漬物をさっと出してくれました

忙しい合間に すっと

なんと勿体ない 畏れ多いことでございます

埼玉からの一見の客に わざわざ 

ちょっとしたもてなしをしてくれる

この こころ を見習いたい

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異次元から現実への出口

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出たくない


石臼碾き手打そば 「 百日紅 」





posted by 蕎麦屋の女将 at 23:10| Comment(0) | 蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする