その水を 「背負い水」 というのだそうです。
小説のタイトルにもなりました。
生れた時すでに寿命が決まってるってことですよね。
てぇことは、
年が明ければ91歳の母は、
かなり大量の水を背負って
生れてきたことになります。
さぞ重かったことでしょう。
あとどのくらい残っているのでしょうか。
知りたいような、知りたくないような … 。
「背負い水」 があるのなら
「背負い蕎麦」 もあるかもしれない。
そうとは知らずに食べた最後の ざるそば。
ふと見ると、空になったざるに
「 完 」 の文字が … 。
生れた時に運命が定まっている。
「産神問答」 とよばれる昔話が日本各地に、
そして よく似た話が 世界中にあります。
お産担当の神様が出てきます。
ほとんどのお話は、
神様が決めた運命のとおりの歳に、
神様が定めたとおりの理由で亡くなります。
ひとつくらい
ハッピーエンドバージョンはないものか。
ありました。 島根県に。
蕎麦も出てきます。
そば屋の女将がちょっとアレンジした
大団円Ver. ご紹介します。
少し省略したつもりですが、
それでもちょっと長いです。
お暇な方だけ、また明晩。
あなただけ今晩は。
石臼碾き手打そば 「 百日紅 」
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