2017年08月07日

死戦期呼吸

今日は ちょっと生々しいお話です


父が亡くなる時 死戦期呼吸 を目撃しました

当時わたしは両親の家から歩いて3分もかからないところに住んでいて

在宅介護を受けている父の様子を 日に何度も見に行っていました


その日も夕方

「またあとで来るからね」と声を掛けると

ベッドに仰臥したまま 右手の肘から先を振って答えました

「分かった またあとで」 というサインです

でも結局これが最後のバイバイになりました

1時間後にもう一度見舞ったときは既に意識はなく

いくら呼びかけても反応はありませんでした

この時 目は閉じていました


やがて 死戦期呼吸 が始まりました

この時 目は開いていました

今思えば あれが 死戦期呼吸 というものだったのですね

動画などでみると 

当然 生きている人が再現しているわけですが

下顎が動いています

でも父の場合は 上顎が上下していました


頭をのけぞらせるようにして 大きく口を開け 閉じる

これを 何度か繰り返しました 6〜7回くらいだったでしょうか

ゆっくりとした四拍子 だったような気がします


何度目かの時 父は自ら瞼を静かに閉じました

この時 父には 母と私の声が聞こえていたかもしれない

やがて動きが止まったので 少し開いたままになっている口を

右手でグッと押して 閉じようとした時

もう一度 父の上顎が動きました

びっくりして 私は手を放しました

でも それが最後でした





ラベル:死戦期呼吸
posted by 蕎麦屋の女将 at 22:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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