2017年09月05日

のと里山海道 千里浜なぎさドライブウェイ

朝晩 すっかり秋めいてきてしまって

夏のメニューを抱えてオロオロしている そば屋でございます

そこで

夏の日を惜しんで 日本海から 潮風をお届けします





夏限定メニューは まだしばらく続けるつもりです

どうぞよろしくお願いいたします


石臼碾き手打そば 「 百日紅 」



posted by 蕎麦屋の女将 at 17:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

死戦期呼吸

今日は ちょっと生々しいお話です


父が亡くなる時 死戦期呼吸 を目撃しました

当時わたしは両親の家から歩いて3分もかからないところに住んでいて

在宅介護を受けている父の様子を 日に何度も見に行っていました


その日も夕方

「またあとで来るからね」と声を掛けると

ベッドに仰臥したまま 右手の肘から先を振って答えました

「分かった またあとで」 というサインです

でも結局これが最後のバイバイになりました

1時間後にもう一度見舞ったときは既に意識はなく

いくら呼びかけても反応はありませんでした

この時 目は閉じていました


やがて 死戦期呼吸 が始まりました

この時 目は開いていました

今思えば あれが 死戦期呼吸 というものだったのですね

動画などでみると 

当然 生きている人が再現しているわけですが

下顎が動いています

でも父の場合は 上顎が上下していました


頭をのけぞらせるようにして 大きく口を開け 閉じる

これを 何度か繰り返しました 6〜7回くらいだったでしょうか

ゆっくりとした四拍子 だったような気がします


何度目かの時 父は自ら瞼を静かに閉じました

この時 父には 母と私の声が聞こえていたかもしれない

やがて動きが止まったので 少し開いたままになっている口を

右手でグッと押して 閉じようとした時

もう一度 父の上顎が動きました

びっくりして 私は手を放しました

でも それが最後でした





ラベル:死戦期呼吸
posted by 蕎麦屋の女将 at 22:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

夢 第九夜 古道具屋

どうしても 本の続きが気になって

ハンチング老人は 翌日 再びあの古本屋に足を運んだ

ところが ない

古本屋が ない  いくら探しても ない

たしかに古本屋があった場所には 古道具屋が店を広げていた


途方に暮れて店先に立っていると 奥から中年の男が出てきた

「何かお探しですか?」

「あっ いや 確かここには 古本屋があったはずだが … 」

「古本屋? ここは親父の代から 古道具屋ですよ

近頃じゃ リサイクルショップ なんて呼ばれてますけどね

古本屋かぁ そういやぁ 親父の子供の頃は 古本屋だったと

聞いたことがあるな  昭和三十年頃のことですけど」

昭和三十年 と聞いて 老人の眉が微かに動いた

「旦那さん オシャレじゃないですか ハンチングなんか被っちゃって

どうです この姿見 フレームがクルミの無垢 なかなか良いモノですよ」

「浦島太郎に 鏡はいらないよ」

老人は 元気なく 今来た道を帰っていった


「これ いくら?」

口をポカンと開けて ハンチングを被った浦島太郎の後ろ姿を見ていた店主は

慌てて 声のする方を振り返った

サラリーマン風の ちょっとくたびれた男が 姿見を指さしている

早速 値段の交渉が始まった



薄暗い 古道具屋の一番奥 レジカウンターの後ろの壁に写真がかかっている

色あせて埃をかぶった 四つ切サイズの モノクロ写真

二十代から三十代の若者が 数十人写っている

前列中央には 

懐中時計の鎖をのぞかせたグレイヘアの男が 二眼レフカメラをこちらに向けている


カメラのレンズが 次にフォーカスするのは

あなた  

かもしれないsobaya.jpg



鏡の中の蕎麦屋は こちら からどうぞ



石臼碾き手打そば 「 百日紅 」








posted by 蕎麦屋の女将 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする