2018年09月01日

あらきそば(その弐)

そば屋さんにそばを食べに来ているだけなのに

何故か緊張してます

食べきれなかったら どうしよう...

あっ! キタっ!

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これは 手ごわそうな相手です

こんな顔つきをしてます

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これが秋田杉の柾目板か

そこに 広がる うす毛利

むかし毛利 はこの二倍はあるはず

超極太の 堂々たる 生粉打ち

二三本手繰ると 箸の先に重さを感じます

口に含む 噛む 噛む もっと噛む

口の中で 噛み砕かれたそばが 体温で温まり

穀物の味と 香りと 甘味が広がる 

ようやく 飲み込む

汁は 甘口で 江戸前の辛汁に慣れた舌には 薄い

汁をたっぷりつけて食べるそばだから


一生懸命に食べているつもりだけれど

おかしいな 少しも減ってない

向かいで食べている 百日紅(百日紅店主)も ようやく半分

さすがの早食いも 苦戦しているもよう

結局 わたしが 食べたのは 三分の二枚 といったところでしょうか

後は 百日紅に手伝ってもらいました

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私の正面に 池田弥三郎氏の色紙「味楽談楽」が飾られてました

「味楽」は実践 「談楽」のゆとりは なかった


茅葺き屋根 囲炉裏 自在鉤と鉄瓶 野郎畳(縁のない畳)

そして 柾目板に盛られた堂々たる超極太そば

四季折々に入れ替えられる文化人の色紙

トータルで あらきそば という店ができている と思いました

田舎そばは 田舎家に  田舎そばは 田舎の器に


四代目が打ってました。

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こね鉢は 塗がすっかりはげ落ち かなり年季が入っている

それもそのはず 二代目が60年前に河童橋で購入したものらしい

水回しをする 四代目の手の動きは 超高速

百日紅が 打ち場に顔を突っ込むと

四代目が 何だ このおっさん?

と 作業の手を止めて 怪訝な顔で出てきました

ちょっとお話していると

二代目又三さんの長女で 三代目の釜番 真弓さんが 

「よかったらつまんでください」と

つやつやのきゅうりの漬物をさっと出してくれました

忙しい合間に すっと

なんと勿体ない 畏れ多いことでございます

埼玉からの一見の客に わざわざ 

ちょっとしたもてなしをしてくれる

この こころ を見習いたい

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異次元から現実への出口

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出たくない


石臼碾き手打そば 「 百日紅 」





posted by 蕎麦屋の女将 at 23:10| Comment(0) | 蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月31日

あらきそば

そば屋の修学旅行 YAMAGATA 2018 も いよいよ佳境

山形そば街道十四番店 あらきそば

手打仕る あらきそば

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そば街道の一番南にある有名店です

屋根の修繕中でした

茅葺き屋根を維持するのは大変でしょうね

茅をスパッと切った端(つま)の真新しい切り口も美しく

来客を迎えてくれます


暖簾をくぐると 囲炉裏がお出迎え

非日常の始まりです


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小さな扇風機が回っているだけですが

室内は 涼しい

茅葺き屋根のおかげでしょうか


お品書き 

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うす毛利 と むかし毛利 

そう 「板そば」のみ

創業時からの伝統「にしんの味噌煮」 なんてのもありますが

とにかく 量が多いと聞いていたので

ふたりで「うす毛利」を二枚注文

隣に座ったビジネスマンの注文は 「1.5人前で」

常連さんとみた


休日ともなると他府県ナンバーの車がびっしり

満席で なかなか入れないお店だそうですが

この日は平日とあって こんな瞬間もありました

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先ずは汁と薬味 そして香の物が出てきました

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薬味は 一味唐辛子とネギだけ

いったい どんなそばが出てくるのか

そば屋を生業とする者が

他店のそばを残すなどという非礼は許されません

はたして あらきそば の うす毛利 を

百日紅の女将に食べきることはできるのでしょうか


石臼碾き手打そば 「 百日紅 」



posted by 蕎麦屋の女将 at 23:22| Comment(0) | 蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月29日

寒河江 宮川製粉

山形は寒河江の地に悠然とそびえるこの社屋

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宮川製粉 さんでございます

百日紅 が常日頃からお世話になっている 製粉会社さんです

山形に来たからには ご挨拶しなければ

気さくな社長さんから 色々とお話を伺いました

「寒晒しそば」 の話とか 「肉そば」 の話とか


むかし むかし

山形の文化「肉そば」を引っ提げて 

岐阜に店を出した人がいたそうな

でも 山形の文化は 岐阜の人たちに受け入れてもらえず

結局 店は長くは続かなかったと



社長さん 見事に訛りまくってて

この "gi・fu" 一回では聞き取れなかった

ネイティブ同士の会話ときたら もう 

かなりのリスニング能力が必要

言葉も文化 受け入れましょう 異文化


「さぐらんぼの季節に来ればよがったのにぃ〜」


はい 来年 伺いますよ




百日紅 9月の営業予定です

毎週 月曜・火曜日 は 定休日です  

また 19日(水)は 「そば屋交流会」 出席のため 休業とさせていただきます

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石臼碾き手打そば 「 百日紅 」



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posted by 蕎麦屋の女将 at 23:15| Comment(0) | 蕎麦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする